雨樋の種類や特徴を解説!役割や部品の種類もチェックを

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雨樋の種類や特徴を解説!役割や部品の種類もチェックを

雨が降った時、住居の屋根からそのまま流れ落ちないように雨水を受け、適切に排水する住宅設備が「雨樋(あまどい)」です。
屋根のすぐ下にあり、普段あまり意識しないかもしれませんが、大切な設備の1つです。
この雨樋、実は種類がいくつかあることをご存知でしょうか。
雨樋の種類やその役割などについて解説します。

雨樋の種類や特徴を解説!役割や部品の種類もチェックを

雨樋の種類

雨樋というと断面が半円形になったものを思い浮かべる人は多いでしょう。
ですが、よく見てみると違う形の雨樋を設置している住宅もあります。
雨樋は大きく分けると4つの種類があるのです。

丸型

断面を見ると半円で、底が丸い形状になったタイプ。
ごく一般的な雨樋が丸型と呼ばれるものです。
安価に入手可能で、ホームセンターなどでも見かけるタイプとなります。

角型

底が丸くなく、断面が四角く見えるのが「角型」と呼ばれるタイプです。
丸型に比べると価格が高い傾向がありますが、丸型よりも流水量が多い特徴があります。
このため、雨が比較的多く降る地域や、豪雨被害に遭う可能性が高い地域では使われることが多くなっています。

リバーシブル型

断面を見ると片方が丸型、片方が角型になっている雨樋です。
「見た目は丸型にしたいが、流水量は確保したい」という場合に使われます。

特殊型

雨樋に覆いが付いた形の雨樋です。
雨樋の中に雪や落ち葉などが入り込み、詰まってしまうのを防ぐタイプです。
価格は高めですが、雪や落ち葉で詰まり取り換える頻度が高い場合などは、逆に経済的になります。

雨樋の素材

一般的な住宅に設置されている雨樋の多くは、プラスチックのような素材でできています。
ですが、他にも雨樋に使われている素材はあります。
ここからは雨樋の素材に注目してみましょう。

塩化ビニール製

一般的な雨樋は、塩化ビニール製のものが使われています。
いわゆるプラスチックのように見える素材です。
軽いため施工が楽で、価格も安価という特徴を持っています。
ですが、塩化ビニールは風雨に弱く、紫外線に対する耐性も低い特徴があります。
長年使用していると劣化してしまい、変色したり歪んだりといった不具合が生じる場合があります。

アルミ製

錆や熱の影響を受けにくいアルミニウムで作られた雨樋もあります。
価格が高くなりますが、塩化ビニール製に比べると耐久性があります。
30年ほど経過しても、問題なく雨樋としての役割が果たせている場合も多いようです。

ガルバリウム鋼板製

錆にくく加工しやすい特徴を持つガルバリウム鋼板は、近年、屋根材として人気ですが、雨樋の素材としても使われています。
屋根材がガルバリウム鋼板の場合、統一感を出すために雨樋もガルバリウム鋼板にする場合があります。
耐久性にも優れている素材です。

銅製

神社仏閣などでよく見られるのが銅製の雨樋です。
高価な素材で見た目も美しく、経年変化も楽しめます。
もともとは耐久性がある素材ですが、銅は酸に弱いため、酸性雨などの問題により15~20年程度で劣化が見られる場合があります。

雨樋の部品の種類

雨樋は、屋根から流れてくる雨水を受ける横に渡された樋と、横に渡された樋の水を集め下に流す縦側の樋など、複数の部品でできています。
それぞれの部品にもちゃんと名前があります。

軒樋と軒継手

軒樋は、雨水を受ける横に渡す雨樋です。
丸型や角型などさまざまな種類があるのがこの軒樋で、軒樋と軒樋を繋ぎ合わせるのが軒継手です。

軒曲がり

屋根の角など、軒樋を曲げて設置するために使う部品です。
軒継手を曲げたような形になっています。

集水器

軒樋から流れてくる雨水を集める役割を持つのが集水器です。
「あんこう」や「じょうご」とも呼ばれています。
四角いマスのような形になっており、流れてきた雨水を集める働きがあります。

呼び樋と竪樋

集水器で軒樋から集めた雨水を下に流すための樋が竪樋です。
竪樋と集水器を繋ぐのが呼び樋です。
竪樋は縦にまっすぐ伸びるため、縦樋と書くこともあります。
竪樋と竪樋を繋ぐ部品は縦継手と呼びます。
壁の形状に合わせ竪樋を曲げるために使う部品はエルボといいます。

角マスと寄せマス

角マスは、ベランダなどからの排水を流すために設けられる部品です。
平行する2本の竪樋を1本にまとめる部品が寄せマスです。
例えば屋根に降った雨水の排水を流す竪樋に、ベランダの排水を流す角マスからの呼び樋を連結させる時などに、寄せマスが使われます。

止まり

軒樋の端などに取り付ける、雨水が流れ出るのを止める部品が止まりです。

まとめ

雨樋は屋根から直接雨水が流れ落ちないよう取り付けられる設備です。
雨樋があることで雨水が流れ落ちる音を抑えたり、壁などに過度に雨水が流れることを防いだりできます。
家を長持ちさせるためには必要な設備といえるでしょう。

ただ、経年劣化により雨樋が傷んでしまうこともあります。
雨樋は日頃からのメンテナンスが大切ですので、気になった場合は、すぐにプロに修理を依頼しましょう。

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