瓦屋根の雨漏りの原因と対処法について!修理費用の相場も解説します

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瓦屋根の雨漏りの原因と対処法について!修理費用の相場も解説します

古い日本家屋の多くに使われている瓦屋根は、他の屋根材に比べて耐久性や防音性に優れています。
しかしながら、経年劣化や台風などで雨漏りが発生することがあります。
雨漏りは放置しておいてもメリットはないため、早急に修理すべきです。

ここでは、瓦屋根とは何か、瓦屋根の雨漏りの原因や対処法、修理費用の相場などについて詳しく解説します。

瓦屋根の雨漏りの原因と対処法について!修理費用の相場も解説します

瓦屋根とは?

瓦屋根は伝統的な、日本家屋に使用されている屋根材です。
瓦は一枚一枚が独立しているため、修理の際も破損した箇所のみを交換すれば良いため経済的です。

瓦屋根は素材によって「日本瓦」と「セメント瓦」の二種類があります。
古くから親しまれている日本瓦は粘土が材料となっており、防水性に優れています。
瓦表面が塗装されておらず、塗り替えが不要で耐用年数が50年以上と非常に長いのが特徴的です。

一方、セメント瓦は防水性が低く、定期的な塗装を必要とします。
また、日本瓦に比べると割れやすく、耐久性は30年程度です。

瓦屋根の構造には主に二種類あります。
従来は、瓦の下に土を敷き詰め、土に雨水を吸わせて雨漏りを防ぐ「土葺き工法」が主流でした。

しかし、最近は地震による落下のリスクを考慮し、瓦を桟木にひっかけて固定する「引き掛け桟瓦葺き工法」が大半を占めています。

瓦屋根の雨漏りの原因とは?

雨漏りしにくいといわれる瓦屋根ですが、何らかの原因で雨漏りが起こることがあります。
ここでは、瓦屋根が雨漏りする五つの原因をご説明します。

瓦の破損やズレ

瓦は一枚一枚が独立しているため、台風による強風や地震による衝撃で動いたり割れたりすることがあります。
瓦が破損したりズレたりすることで、水が侵入し、瓦の下の防水シートや葺き土に浸食してしまうと、雨漏りが生じる原因になります。

瓦の破損やズレを放置しておくと、屋根全体が傷み大規模な修理が必要になるため注意しなければなりません。

ルーフィングの経年劣化

引き掛け桟瓦葺き工法では、瓦の下にルーフィング(下葺き材)と呼ばれる防水シートが敷かれます。
瓦の隙間から雨が侵入しても、ルーフィングがあることで雨漏りを防いでくれるのです。

しかし、ルーフィングは経年劣化や紫外線の影響で破れたり穴が開いたりすることがあるため、定期的な交換が必要です。
ルーフィングの耐用年数は、アスファルトの場合で10~15年、ゴムアスファルトの場合で20~25年です。

葺き土の減少

土葺き工法では、瓦の下に敷かれた葺き土が雨水を吸収し雨漏りを防ぎます。
しかし、葺き土が雨風で少しずつ流れ落ちていき減っていくと、雨水が建物の中に侵入してしまうのです。

棟部の漆喰の剥がれ

棟(屋根の一番高い部分)と瓦の間には漆喰が塗られています。
漆喰は外気に晒されており、雨風などで経年と共に剥がれていきます。
すると、その隙間から雨水が侵入してしまうのです。

さらに、棟の中にある土にまで水が当たるようになると、瓦を固定する力が弱まり、棟自体が崩れてしまいかねません。棟部に漆喰の剥がれを見つけたら要注意です。

板金のサビや劣化

棟と棟の間や壁と屋根の接触部分には、金属製の板金が取り付けられています。
銅やステンレスなどサビに強い素材が用いられていますが、経年劣化によりサビが生じたり穴が開いたりすることがあります。

棟と棟の間の谷部は特に雨漏りしやすい箇所です。
施工不良やサビなどで雨漏りが生じていないか定期的なチェックを行いましょう。

その他、雨樋の詰まりやコーキングの破損も雨漏りの原因となります。

瓦屋根の雨漏りの対処法とは?

もし、瓦屋根の家で雨漏りが生じたら、どのように対処すれば良いのか悩むことでしょう。
以下の手順を参考にしてください。

雨漏りしている箇所を特定する

はじめに、雨漏りしている箇所を特定しましょう。
雨漏りしやすいのは以下の四ヶ所です。

屋根

瓦の破損やズレにより、天井からポタポタと水が落ちてくる

窓枠の歪みやサッシのコーキングが劣化しているなどで隙間が空き、雨が侵入する

外壁にひびが入る、あるいはコーキングが劣化することで雨漏りする

ベランダ

ベランダの床に貼られている防水シートや塗装の不具合で浸水する

雨漏りによる水濡れを防止する

天井から雨漏りしている場合、まずは濡れた床を拭き、再度濡れないように新聞紙やブルーシートなどを敷いてください。
ポタポタと滴が落ちてきている箇所の下には、バケツを置いておきます。バケツの中にタオルなどを置いておくと、水はねが防止できます。

また、屋根裏に入れる場合、室内と同様に養生を行った後にバケツを置いておきましょう。
窓やサッシから雨漏りしている場合は、カーテンを取り外し、雑巾などで水をこまめに拭き取ってください。

プロに任せて屋根を補修する

瓦のズレやひびなどであれば、コーキングを使って部分的な補修を行うことができます。
しかし、瓦が完全に割れている場合は、交換が必要になります。
いずれも瓦屋根に上って作業することになるため、落下事故には十分気を付けてください。

漆喰の場合は漆喰の塗り直しが、セメント瓦の場合は全体的な塗装の必要があり、専門的な技術が必要です。瓦屋根の補修はプロに任せることをおすすめします。

修理費用の相場はどれくらい?

瓦屋根の雨漏りを修理するにあたり、修理費用の相場を知っておきましょう。

部分的な補修

工事内容 費用相場
ひび割れの補修 5,000円~
瓦のズレの補修 2万円~
瓦の交換 1~5万円(1枚につき)
漆喰の補修 10~50万円
ルーフィングの交換 10~12万円
板金の交換 2~5万円(1ヵ所につき)

 

全体的な補修

工事内容 費用相場
屋根の塗装 50~100万円
屋根の葺き替え 150~200万円
屋根の葺き直し 50~180万円

上記はあくまでも目安となります。屋根の形状や建物の立地などにより別途費用が発生することがあるため、業者に依頼する際は見積りを取るようにしましょう。

まとめ

今回は、瓦屋根の雨漏りの原因や対処法、修理の費用相場についてご説明しました。
雨漏りは建物の寿命を縮めるので、一刻も早く修理することが望ましいです。

応急処置としての対処はご自身でも可能ですが、屋根に上っての修理は知識や技術を必要とします。
自分では難しい場合は、無理せずプロを頼りましょう。

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